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ノーラヴ・ノーライフ クリスマスの贈り物

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原題 A PERFECT DAY
製作年度 2006年
上映時間 91分
原作 リチャード・ポール・エヴァンス
脚本 ジョイス・エライアソン
監督 ピーター・レヴィン
出演 ロブ・ロウ/クリストファー・ロイド/フランセス・コンロイ/パジェット・ブリュースター/ジュード・チコレッラ

R・ポール・エヴァンスのベストセラー小説を映画化!とありますが、
日本では映画枠で紹介されているものの、アメリカのTVドラマとして制作されたものらしいですね。
良き父、良き夫のロブは会社からクビを通達されたことをきっかけに、夢であった小説家を目指し執筆をはじめる。
書き上げた小説は瞬く間に全米のベストセラーに!プロモーション活動で家を空けることの多くなったロブは名声や地位を求め、次第に家族をかえりみなくなってしまう。
そんな時、彼の前にある男性が現れ「君の命はクリスマスまで」と言い放った。
自分の心臓に不安を抱えていたロブは自らの人生を見つめ直す……

コチラもFOXbsで放送されたのを録画してみました。

ラジオ局に勤める主人公は勤続15年で昇進も内示があったのに、突然リストラされる。
夫の才能を信じる妻の協力もあって、かつての夢だった小説を書き始め、
妻の父親との実体験をもとにした作品を“パーフェクト・デイ”というタイトルで書き上げると
一人のエージェントとの出会いから作家としてのデビューを果たす。

生真面目で気難しいところもあるけど、いい家庭人だったロブが、
プロモーションで忙しくなるに連れ、小説は瞬く間に全米のベストセラーにまでなる。

サイン会にテレビ出演。人気者になるに従いプライベートな時間はなくなり・・・
家庭を顧みないというより、全ての問題を脳内解決してしまうような、独善的になって行く様子が分かり易い。
本が売れてくると謙虚さも無くなり、彼の周りには商品としての価値をみつけた人ばかりが取り囲む。

そんな時に謎の男が彼の前に現れ、「君の命はクリスマスまで」と告げて―
実はロブの父親も心臓病で会社を辞めた経緯があるのだった。。。
謎の男はその後もロブの行く手に現れ、ロブが次第に不安になっていく頃、
妻との溝は埋め難いほどになっていた。

目の前にある大成功と、失われていく時間。
仕事の成功は、誰に何をもたらすのか。
ありがちなストーリーなのだけど、人の心の移ろいをロブ・ロウがしっかり表現。
不意に現れてロブを追い詰める謎の男、クリストファー・ロイドがいい味を出している
バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3から16年後の作品ですがやっぱり神出鬼没がお似合い(笑)


ありがちな故に心寄せられる、優しい物語でした

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