俺たちに不可能はない!!
痛快鉄道アクション・コメディ!
原題 鉄道飛虎 RAILROAD TIGERS
上映時間 124分
製作国 中国
脚本 ディン・シェン/ヒー・クークー
監督 ディン・シェン
出演 ジャッキー・チェン/ファン・ズータオ/ワン・カイ/池内博之/ジェイシー・チェン/ワン・ダールー/矢野浩二
1941年、中国。鉄道で働くマー・ユエンは、ごく普通の市民を率いて“レイルロード・タイガース”と呼ばれるレジスタンス組織を結成し、日本軍への抵抗を続けていた。そんなある日、マーたちは負傷した中国軍兵士の若者ダーグオを助ける。彼は、日本軍の物資輸送を阻止するための巨大な橋の爆破作戦に参加していたが、他のメンバーはすべて命を落とし、作戦も失敗に終わってしまう。そこでレイルロード・タイガースがその作戦を引き継ぐことに。しかしマーたちに緻密な計画が立てられるわけもなく、案の定作戦は成り行き任せの出たとこ勝負に。一方、レイルロード・タイガースを目の敵にする日本軍の指揮官・山口もその動きを素早く察知し、爆破計画の阻止に動き出すが…。
コチラは地元上映があるものの、やはりキャストの声にこだわると
字幕版の回数がメチャクチャ少なくて、時間を合わせるのが大変でした。でも、
内容的には吹替でも問題なかったくらいのセリフ量でした(笑)
中国内では爆発的ヒットとなった作品、という事で
ある程度は予想していた(露骨な)抗日戦争映画。
時代背景があるにしても、恐ろしい程始まりからゆる~いテンポで、
アクションもアイデアを駆使したコミカルな路線で、映画自体も古臭さが否めない。
中国で人気の若手ファン・ズータオやワン・カイを投入し、若者の動員を計ったのだろうけど
明らかに内容は中国の高齢者がターゲットなのだろうと感じたゆるさ。
まあ、一番のウリはジャッキー親子共演なのだけど、見せ場はあるにはあった。という印象。
タイガースのメンバーのキャラもイマイチの中、
池内クン演じる日本軍将校の山口のキャラが傑出しています
列車でのタイガースと日本軍のバトルが始まると、一変してバイオレンス度がアップ。
ここら辺も反日感情を大いに煽るシークエンスなのだけど、
そこを重苦しくしない、度々のヤマグチ将校のターミネーター化
ハッキリ言って、館内で笑いが起きたのは池内くんが登場するシーンだけでした
カッコイイのにヌケている
強いのに出し抜かれる実に美味しいキャラなのですが、
彼の確かな演技がこの作品を、コメディとして成立させていたのは確かです!
「イップ・マン 序章」でもそうでしたが、中国映画の悪役としての日本軍人としてではなく、
その戦いにおいて武士道を感じさせるキャラクターにと監督に進言した池内くん。
今回は珍しくコメディでしたが、彼の役者としての誇りを今回も感じたのでした👍
これからご覧になる方は日本軍にご注目
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