
俺たちに不可能はない!!
痛快鉄道アクション・コメディ!
原題 鉄道飛虎 RAILROAD TIGERS
上映時間 124分
製作国 中国
脚本 ディン・シェン/ヒー・クークー
監督 ディン・シェン
出演 ジャッキー・チェン/ファン・ズータオ/ワン・カイ/池内博之/ジェイシー・チェン/ワン・ダールー/矢野浩二

コチラは地元上映があるものの、やはりキャストの声にこだわると
字幕版の回数がメチャクチャ少なくて、時間を合わせるのが大変でした。でも、
内容的には吹替でも問題なかったくらいのセリフ量でした(笑)

中国内では爆発的ヒットとなった作品、という事で
ある程度は予想していた(露骨な)抗日戦争映画。
時代背景があるにしても、恐ろしい程始まりからゆる~いテンポで、
アクションもアイデアを駆使したコミカルな路線で、映画自体も古臭さが否めない。
中国で人気の若手ファン・ズータオやワン・カイを投入し、若者の動員を計ったのだろうけど
明らかに内容は中国の高齢者がターゲットなのだろうと感じたゆるさ。

まあ、一番のウリはジャッキー親子共演なのだけど、見せ場はあるにはあった。という印象。
タイガースのメンバーのキャラもイマイチの中、
池内クン演じる日本軍将校の山口のキャラが傑出しています


列車でのタイガースと日本軍のバトルが始まると、一変してバイオレンス度がアップ。
ここら辺も反日感情を大いに煽るシークエンスなのだけど、
そこを重苦しくしない、度々のヤマグチ将校のターミネーター化


ハッキリ言って、館内で笑いが起きたのは池内くんが登場するシーンだけでした
カッコイイのにヌケている

強いのに出し抜かれる

彼の確かな演技がこの作品を、コメディとして成立させていたのは確かです!
「イップ・マン 序章」でもそうでしたが、中国映画の悪役としての日本軍人としてではなく、
その戦いにおいて武士道を感じさせるキャラクターにと監督に進言した池内くん。
今回は珍しくコメディでしたが、彼の役者としての誇りを今回も感じたのでした👍
これからご覧になる方は日本軍にご注目


