幸せを渇望し、
愛を見失う。
英題 LOVELESS
製作国 ロシア/フランス/ドイツ/ベルギー
上映時間 2時間7分
脚本 オレグ・ネギン/アンドレイ・ズビャギンツェフ
監督 アンドレイ・ズビャギンツェフ
出演 マリヤーナ・スピヴァク/アレクセイ・ロズィン/マトヴェイ・ノヴィコフ
一流企業で働くボリスと美容サロンを経営するジェーニャは離婚協議中の夫婦。言い争いが絶えず、目下の問題はどちらが12歳の息子アレクセイを引き取るかということ。2人ともすでに恋人がいて、新しい生活をスタートさせる上でアレクセイはお荷物でしかなかった。そんな中、学校からの連絡でようやくアレクセイが行方不明になっていることに気がつくボリスとジェーニャだったが…。
妻は夫を愛していなかった。子供など欲しくなかった。
夫は――…妊娠を喜び、結婚した。ハズだった。。。所謂デキ婚だった。
妻は子供の食事中もスマホから目を離さず、
夫には暴力的で、自分の不幸をいつも親や夫や子供の所為だと喚き散らし、
夫はとにかく会社での自分の立場を守る事しか考えていなくて、
子供を押し付けあう会話で、アレクセイが傷つくことなど斟酌しない。。。
愛してないというより、愛がない。
愛されてないというより、愛を知らない。家族....。
この主人公の自己中夫婦には、ただ呆れ、憎しみを覚え、しまいには虚しくなります。
なので、この夫婦の結末としては私はアレでOK。
ロシアと言わず、世界中でこんな大人が親になろうとしているのかと思うと
暗澹たる気持ちになる。
子供が好きでないのなら、親になりたくないのなら、
結婚しても産まない選択をして欲しい。
子供には何の罪もないんだから…。本当に子供が救われない。
やるせない気持ちになるドラマでした。