原題 EMMA
製作年度 1996年
製作国・地域 イギリス
上映時間 122分
原作 ジェーン・オースティン
脚本:監督 ダグラス・マクグラス
音楽 レイチェル・ポートマン
出演 グウィネス・パルトロー/トニ・コレット/ジェレミー・ノーサム/アラン・カミング/ユアン・マクレガー/ポリー・ウォーカー/グレタ・スカッキ
イングランドの片田舎を舞台に、恋のキューピッドを任じる世間知らずのお嬢様が巻き起こす恋の騒動を描いたラブ・ロマンス。
エマは親友のハリエットと牧師エルトンを結びつけようとするが失敗。友人ナイトリーにおせっかいを改めるよう忠告されるが、気にもせず今度はハリエットにフランクを紹介した。ところがフランクは別な娘と結ばれて……。
『ジェイン・オースティンの読書会』以降、観たくてレンタルショップに行ったけれどなくて
そのままだったけど、先日BSで放送がありラッキー
BSって、チェックを怠りがちだけど字幕・ノーカットが嬉しい。
幼くして母親を亡くし、家庭教師のミス・ウェストン(グレタ・スカッキ)を母親代わりに育ったエマが、
そのミス・ウェストンの結婚をきっかけに恋のキューピッドに目覚め、
知り合った気立てのいいハリエット(トニ・コレット)の相手をみつけようとする中で、
自らも欠点を自覚し、成長するというもの。
オースティンの作品としては毎度お馴染みの展開。
『プライドと偏見』でのダーシー、『いつか晴れた日に』(分別と多感)のブランドン大佐に当たるのが
本作ではジェレミー・ノーサム演じるナイトリー氏。
清潔感漂うけど、小生意気でお節介なエマは女性としての魅力に欠けるけど、
今回は、出番は少ないけれど、ユアン演じるフランクと、このナイトリーが目の保養
で、ロン毛の為最初は気づかなかったけど、ユアンの歌が聴けました!コレは予想外〜
エマに振り回される、結婚に憧れるハリエット役のトニコレも、誰かに似ている〜で、
ずっと気づかないくらい、若くて(当たり前か)表情豊かで可愛い。
先の2作品と比べると、ドラマチックな展開もなく軽いラブもので、
ストーリー的にはやや満たされないですが
この時代のイギリス貴族を描いたものにいつも惹かれるのが、衣装や調度品、
何より全編を通して、豊かな緑溢れるイギリスの田園風景にため息です
そして、もう一つはレイチェル・ポートマンの音楽でしょうか。
後の「サイダーハウス・ルール」のメインテーマの下地かと思われる音楽が素敵でした。