なりたい自分になれる記憶、
あなたは買いますか?
原題 TOTAL RECALL
製作年度 2012年
上映時間 118分
原作 フィリップ・K・ディック
脚本 カート・ウィマー /マーク・ボンバック
監督 レン・ワイズマン
音楽 ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演 コリン・ファレル/ケイト・ベッキンセイル/ジェシカ・ビール/ブライアン・クランストン/ジョン・チョー/ビル・ナイ
ご存知、アーノルド・シュワルツェネッガー主演で1990年に公開された同名作品のリメイク。監督は「ダイ・ハード4.0」のレン・ワイズマン。
容易に記憶を金で手に入れることができるようになった近未来、人類は世界規模の戦争後にブリテン連邦とコロニーの二つの地域で生活していた。ある日、工場で働くダグラス(コリン・ファレル)は、記憶を買うために人工記憶センター「リコール」社に出向く。ところが彼はいきなり連邦警察官から攻撃されてしまう。そして自分の知り得なかった戦闘能力に気付き……。
シュワちゃん主演の作品が公開された1990年前後は、私の人生の中でも一番映画館から遠のいていた時期で、
シュワちゃん作品の中でも珍しくお家鑑賞でした。
しかし、その後も何度かTV放送もあり、やっぱり強烈な印象の作品で
これをリメイクというのもダイジョウブか?でしたが、
ストーリー展開のワクワクは期待できないけど(ほぼ忠実)映像的にはかなり楽しめました
世界大戦で地球の居住地域が激減し・・というところは同じでも、
舞台設定はシンプルに変えられていて、ダグラスの行動半径が地球のみというのは解りやすい。
その未来都市の造詣、混沌とした無国籍なコロニーはちょっとブレードランナーっぽいけど、
鬼嫁ローリー(ケイト・ベッキンセール)とのエア高速道路でのカーアクションとか
彼女が引き連れるシンセティックが「スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃」っぽかったりとか
SF好きのツボは押さえていて楽しめます
オリジナル版へのオマージュも忘れてないし、
夢か現実か?のキーとなるのも、チョコット変えられているけど
全体にシンプルに、解りやすくて若返ってる印象♪
キャストではナンといってもこの作品、ケイト・ベッキンセールのオニ嫁が強いっ
謎の美女のジェシカ・ビールが、時々スカちゃんに見えたのは私だけ?
あと、フラッシュフォワードのジョン・チョーの出番が少なかったのはちょっとザンネン
オリジナルのファンにとっても嬉しい、クスッとなるシーンもありますが、
シュワちゃん版を知らない若い世代だと、もっと純粋に楽しめるのは間違いないですね
とはいえ、私は結構愉しめました!