Quantcast
Channel: to Heart
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1488

LOOPER/ルーパー

$
0
0

任務:未来から来る犯罪者を消せ
標的:30年後の自分
原題 LOOPER
製作年度 2012年
上映時間 118分
監督 ライアン・ジョンソン
出演 ジョセフ・ゴードン=レヴィット/ブルース・ウィリス/エミリー・ブラント/ポール・ダノ
未来からタイムマシンで送られてきた標的を消す、“ルーパー”と呼ばれる殺し屋のジョー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)。ある日、ジョーのもとへ送られてきたのは、何と30年後の自分(ブルース・ウィリス)だった。ジョーは、未来の自分の殺害をためらい逃がしてしまうが、その後未来の自分から、やって来た理由を明かされ……。

私的今月の目玉だった本作。
久々の好物(SF)だったのもあり、期待値が上がっていたのですが、
SFアクションを期待していくと肩透かしかも知れません。
舞台は近未来だけど、そこで繰り広げられる異様な人間ドラマとしてなら楽しめます。



2044年に生きる“ルーパー”ジョー。
彼の周りでは、この頃未来から送られてくる自分を処刑する事態が頻発。
相手が何者であれ、ルーパーは処刑を失敗すれば、即座に犯罪組織に消されてしまう運命。
ヤングジョーは送られてきた犯罪者が未来の自分である事に驚き、
オールドジョーは、その隙をついて逃走。

ヤングジョーは犯罪組織に追われながら、標的である未来の自分を追う。
そして、オールドジョーは自分のターゲットを――

やっぱり初っ端はジョセフくんの特殊メイクに違和感アリでしたが、
何気に自然なヤング・ブルースになっていて凄い
そして、30年前にタイムマシンでやってきたブルースはカッコイイです....が、

後半はもう、「ターミネーター2」。
ここではT-1000の代わりに人間だし、護ろうとする相手は未来のヒーローではなく・・・

タイムパラドックスも起こらないし、突っ込みどころもあるけど
ラストは予想外の“愛”・・・信じるしかない決断。。。

キーポイントは、
ジョーの生い立ち 「彼は一人でやったそうだ」 殺傷能力はあるが異常に飛距離のナイ銃

アイデアは面白いものの、登場人物のキャラと、近未来度がちょっと物足りなくて
どこかしっくり来なかったけど、まずまず退屈する事もなかったですが、
やや予告で期待しすぎたかな〜な印象でした。

どうしても違和感がありノレなくなったのはここ、↓↓
白ぬきにします。鑑賞前の方はご覧にならないで
2074年の世界ではすべての人間の体内にマイクロマシンが埋め込まれ、
殺人は不可能なはずなのに、オールドジョーの愛する人は殺される・・?
それならタイムマシンで標的を30年前に送る意味がない。その場でやっちゃえばよかったのでは?
あの女性が殺されることで意味を持たせたかったのだと思うけど、そこが決定的な矛盾を生んだ。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1488

Trending Articles