高級住宅街のエリート一家で起きた殺人事件を3世帯の家族を中心に描いたサスペンス
毎週金曜 22:00〜22:54 TBS系
原作 湊かなえ 「夜行観覧車」(双葉社刊)
脚本 奥寺佐渡子 清水友佳子
演出 塚原あゆ子 山本剛義
出演 鈴木京香/石田ゆり子/宮迫博之/杉咲花/安田章大/宮崎香蓮/中川大志/田中哲司/夏木マリ/高橋克典
第9話 「最終章〜前編〜事件の夜の家族の悲劇」
良幸と比奈子は、慎司を引き取るために親戚の晶子の元に身を寄せることにしたのだが、晶子の夫から2,3日したら出ていって欲しいと言われてしまう。そんな折、結城から本人の強い希望で、慎司が晶子の家ではなく児童養護施設に身を寄せることになったと知らされる。良幸と比奈子が、真弓の車で児童養護施設にやってきたその時、慎司は駆け寄る比奈子らに気がつくのだが、振り返らず職員と共に屋内に入っていくのだった…。
何度もプレイバックした事件の前日の様子が、また小出しに明らかになった今週。
最後の試合の日。バスケットのユニフォームにハサミを入れて切り刻む淳子に、
いつも感情を抑えていた慎司の中で、ついにタガが外れてしまったその日―。
「今日のことより明日のこと考えて!
明日内部進学試験なのよ!
万が一落ちるようなことがあったら…、パパに何て言えばいいの…。」そして、
夜になり、、、
「助けて。もうやめて!許して!」となったのですが…この後は最終回まで引っ張ります。
ひばりが丘では、婦人会のリーダーが代ろうとしていました。
さと子の努力も虚しく、夫の不在もその理由も、マーくんの真意も奥様方には見抜かれて
噂の的になっており、今また高橋家の事件に話題が移ると、真弓は口を切る。
「あの、そういうのもう止めませんか?
無責任な噂話がどれだけ人を傷つけるか。
もし、本当に心配してるなら、手を差し伸べてあげたらどうですか?
それができないなら、黙って見守ってあげるのが思い遣りなんじゃないですか?」
そして、
真弓は、中傷ビラで覆われた高橋家を眺めると、
1人でガレージ一面にベタベタと貼られたビラを剥がし始め、
そして、、そんな妻を後押しするように夫も一緒に手伝ってくれ、
良幸と比奈子はそんな隣人の姿に勇気をもらう。
そしてそれを見つめる彩花は―…
前日、学校の帰りに志保(吉田里琴)に鞄を川に放り投げられ取りに行くように強要されて
川に入っていく彩花は、偶然通りかかった真弓によって抱きしめられ、
その時の必死の母の力に、彩花は憑き物が落ちたようになり、
ビラを剥がす4人を置いて、向かった先は比奈子の学校だった。。。
そして再び帰ってきた時、彩花の後ろには、冷たく去ってしまっていた比奈子の友達が―!
この彩花の行動は読めませんでしたね〜。
自分が失ってしまった友情。友達のない寂しさを一番解っているのは、
やはり子供なんですねぇ、、、胸が熱くなったシーンでした
これが事件の事件八日後。
婦人会にはやられっ放しで、娘に対しても暴力を振るわれた被害者意識の母親だった真弓は、
勇気を出して一歩踏み出したことで、彩花の心も引き戻したように思えました。
そして、真弓は結城を訪ね、淳子にメッセージを送ります―。
私、諦めてたんです。
大人になると難しいですよね。
私もこの年になって、もうお友達なんかできないだろうって思ってたんです。
でも、、、真弓さんに出会えた。
そして、覚悟を決めたいう良幸は、押しかけたマスコミの前で語り始める…
「僕達家族には人に言えない秘密があるんです・・・」
一見幸せに見える家族にも、秘密や悩みを抱えていたり、
それが抱えきれない重みに達すると、先ずひび割れが生じてきて、
「家族だから」という甘えや驕りが事態を悪化させる事もある―。
運命のように出会った、思春期の子供を持つ2つの壊れた家族――。
この後10時からいよいよ最終回!
キレイサッパリ、家族の秘密を曝け出し、子供たちの明日を描いて欲しいです!