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Channel: to Heart
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ラヴェンダーの咲く庭で

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原題 LADIES IN LAVENDER
製作年度 2004年
製作国・地域 イギリス
上映時間 105分
原作 ウィリアム・J・ロック
脚本:監督 チャールズ・ダンス
出演 ジュディ・デンチ/マギー・スミス/ダニエル・ブリュール/ナターシャ・マケルホーン/デヴィッド・ワーナー
1936年、イギリスのコーンウォール地方。初老の姉妹ジャネットとアーシュラは、美しい自然に囲まれながら穏やかな日々を送っていた。そんなある日、嵐の去った浜辺に一人の青年が打ち上げられているのを発見した姉妹は、彼を自宅へ連れ帰り看病する。彼の名前はアンドレア。ポーランド人でヴァイオリニストの彼は渡米途中に船が難破し、ここへ流れ着いたらしい。やがて回復したアンドレアは、得意のヴァイオリンで姉妹の心を和ませていく。とりわけアーシュラは忘れていた淡い感情が芽生えてくるのを抑えきれなくなっていく。

こちらの作品は、鑑賞後の評判がとっても良かった事を覚えていました。
ジュディ・デンチとマギー・スミスの老姉妹の、忘れがたい恋物語かと思いきや、
ちょっとオープニングから、メルヘンな雰囲気たっぷりの、
大人の為の御伽噺のような(笑)可愛い作品でした。

嵐は去り、静かな老女ふたりに、
まるで神からの贈り物のように流れ着いた、異国の青年。
村の住人にはない、端正で色白のアンドレアに、アーシュラはほぼ一目惚れ。
それは初めから、明らかにジャネットの弾むキモチとは違っていたのだけれど…

幼女が傷ついた小鳥に夢中になるように、
老いた二人は、競ってアンドレアの面倒をみようとする様も微笑ましい。が、
アンドレアが快復し、バイオリンを上手に弾くころ、
一人の若い画家との出会いによって、姉妹の夢見心地の、若い王子との生活に変化が訪れる――


これは、その舞台が牧歌的な佇まいの島(本作はグレート・ブリテン島)である事、
仲良くても寂しい生活が、若者を授かることで潤いを取り戻す、序盤で、
「赤毛のアン」的なストーリーになっていくのかと思いながら観ていたら、
どうみても70代のアーシュラが、ホントに孫ほどのアンドレアに切なく恋をする…
ここがどうしても違和感が拭えず、感情移入も共感も出来ないままでした
正直、
アーシュラがアンドレアに惹かれて凝視するシーンも、嘗ての想い人に酷似か?とか思ったし、
まさかねぇ〜?でしたもん
原作では45歳と48歳の姉妹を、ナゼにこのような老女にしたのか??
女は幾つになっても恋をすれば少女。という風に持っていきたかったのかしら

でも、ストーリー展開は出来過ぎ感がありまくりだったけど、医師の嫉妬も要らないEPだったけど、
乙女というよりは、少女のように恋するジュディ・デンチは流石だったし、
張り合いながらも妹の暴走にクギをさすマギー・スミスは、やっぱりどこか浮き世離れした
魔法使いの雰囲気〜(笑)カワイイ♪

謎多き漂流者・アンドレアが、あまり誠実な王子にみえなかったけど(爆)
これは彼の吹き替えヴァイオリン、ジョシア・ベルの演奏が何といっても一番
何度も何度もリピしてしまう、甘くロマンチックな旋律が良かったですね〜〜

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