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サイレント・プア 第8回

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サイレント・プア――「声なき貧困」、あるいは「見えない貧しさ」。
現代における貧困は単なる経済的貧しさを意味しない、地域における孤独や弧立こそ、
新しい今の時代の貧しさなのだという、取材を通じた現実を基に、
真の豊かさとは何かを問うドラマ。
ドラマ10 『サイレント・プア』毎週火曜 午後10時00分〜10時48分
作者 相良敦子
演出 伊勢田雅也/清水拓哉/長谷知記
音楽 佐橋俊彦
主題歌 Hold Your Hand/Perfume
出演 深田恭子/北村有起哉/桜庭ななみ/北村総一朗/長内美那子/市毛良枝/米倉斉加年
【第8回】そばにいるだけで
東日本大震災で自主避難し、困窮する家族を支える活動を始めた涼(深田恭子)。ある時出会った寛次(蟹江一平)は元老人ホームの職員。地震の日に仕事を休んでおり、入所者たちを救えなかったことに人知れず苦しんでいた。一方、妻の昭子(笛木優子)は生きる気力を失った夫の姿と、自分が一人で家計を支える重圧に苛立ちを募らせていた。涼は寛次に、同じ避難者の悩みを聞く相談員になってほしいと依頼するが――

大きな自然災害は、多くの人の未来を奪っただけでなく、
奇跡のように生き残った人の心も打ち砕くような、そんな見えない傷跡をここにも残していました....。

助けられなかった…―その想いは、どうしたら救われるのか?

同じ傷を持つ涼だから、、妻の昭子に拒否されようとも寛次を放っておけなかったんですね。
彼に、同じように被災し、故郷から遠く離れて心細い避難者に向き合うことで、
生きる力を取り戻してほしかったのでしょう。この町で恩返し出来る今の自分のように....。
自分が必要とされている事、居場所がある事。
どんなことであれ、やるべき仕事があるというのは大切。
今回もまた、コミュニケーションの先に、やっぱり最終的には就労支援だという想いを強くしました。


心を閉ざし、家族にもちゃんと向き合わない一家の主・寛次に対しても、
いつかまなかちゃんが言っていた、
固い蕾のように閉じた心が、ふわっと花開く瞬間を....今か今かとひたすら待っている、、、涼の姿に
実際にはなかなか出来る事ではないと、こういう優しさ、強さを教えられますね.......

お酒に逃げたり、無気力な日々を送っていたのが嘘のような、
ちゃんと向き合って、家族をしっかり抱いた寛次は自信を取り戻していました。
しっかり自分に合った、やるべき事をみつけて貰った!

今回登場した自主避難し、各地に散らばっていった被災者家族の問題は、
これからきっともっと深刻な問題として出てきそうな気がします。
けれども・・!
手を差し伸べれば、、その手を握ってくれるひとがきっといる。。。
このドラマは、そう教えてくれます。
CSWの方は、決して漫然とSOSをただ待っている訳ではないと言う事も。


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