製作年 2014年
上映時間 97分
監督 ロバート・ストロンバーグ
脚本 リンダ・ウールヴァートン
出演 アンジェリーナ・ジョリー/シャールト・コプリー/エル・ファニング/サム・ライリー/イメルダ・スタウントン/ジュノー・テンプル
ディズニーが1959年に製作したアニメーションの古典的名作「眠れる森の美女」を、魔女のマレフィセントの視点から描き直した作品
とある王国で、待望のロイヤル・ベビー、オーロラ姫が誕生し、盛大なお祝いのパーティが開かれる。招待客が見守る中、3人の妖精たちがオーロラ姫に幸運の魔法をかけていく。ところが3人目が魔法を授けようとしたその時、“魔女”と恐れられる邪悪な妖精マレフィセントが現われ、“16歳の誕生日の日没までに、姫は永遠の眠りに落ちるだろう。そして、それを解くことができるのは真実の愛のキスだけ”と恐ろしい呪いをかけてしまう――。
誰もが知っている「眠れる森の美女」の、真実の愛のキスが魔法を解き、
オーロラ姫は王子のキスで目覚めるハッピーエンドのラブストーリー。
それは幼い女の子の憧れのみならず、少女から乙女になり、大人になっても、
心の中に燦然と輝く、「唯一人の真実の恋の相手」のバイブルだった―…。
それが…
邪悪な妖精の側にも実は、、という、
大人の事情を描き、でも、ベースはしっかり「眠れる森の美女」で、
ちゃんと、昔観たかつて子供だった観客に大人の視点でその物語をなぞります。
が、
「魔法にかけられて」の時ほどじゃないけど、
なんだか観ながら、解り易いけど大人に迎合してる感を凄く感じて、
ディズニーのターゲットが明らかに大人中心になっているのを寂しく感じました。
(まぁ、、テーマは愛、母性、家族に違いないんですが、夢は砕け散ります)
なので、子供は観ちゃいけません(笑)
子供には、悪い魔法にかけられて眠らされていても、きっと素敵な王子のキスが
姫を魔法から目覚めさせる・・その物語を心に刻んで大人になってほしい(笑)
これはアンジーの為の作品といってもいいくらい嵌っていました。
もっとシリアスかと思っていたのですが、そこはやっぱりディズニー映画。
そこそこコミカルなシーンも入れて、全体に温かな視線を感じました。でも、
だから余計にバランスの悪さを感じてしまったのかも知れません。コレ、オトナ向け?って。
オトナでもない、コドモでもない、中途半端な、そんな人が増えてきているのか?って。。。
とは言え、胸が熱くなったシーンもあり、キャストも映像もヨカッタ♪
エンディングのラナ・デル・レイの気だるい「ONCE UPON A DREAM」がすこぶるマッチ
それにしてもちっちゃいオーロラ姫、ブラピ似だと思ったわ