原題 THE CURE
制作年度 1995年
上映時間 100分
監督 ピーター・ホートン
音楽 デイヴ・グルーシン
出演 ブラッド・レンフロー/ジョセフ・マッゼロ/アナベラ・シオラ/ダイアナ・スカーウィッド/ニッキー・カット/ブルース・デイヴィソン
何か、この時季らしい映画が観たかったので久々のツタヤへ。
そこで見つけました!いつの間にかDVD化されていた
08年に哀しい最期のニュースが報じられたブラッド・レンフローを偲んで。。。
ある日、エリックの家の隣に新しい住人が引っ越してきた。その家の子供デクスターはHIV感染者だという。始めは戸惑い、敬遠していたエリックだったが、やがてデクスターと心が通い合い、友情が芽生えてきた。そしてエリックは“彼の治療法を見つける”とデクスターを連れてあてどのない旅に出掛けるが……。
共に母親との二人暮らしながら、
HIVに感染しているが、母親が唯一人のトモダチのデクスターと、
友達もいなく、離婚で傷つき子供には支配的な母と暮らす孤独なエリック。
エイズに対する知識の無さから垣根越しの会話しかなかったが、
ある日エリックはついに垣根を越えてデクスターの前に
その日から、チビで疲れやすいデクスターと、会わずにいられないエリック。
おもちゃの兵隊と戦車、泥の要塞、キャンディー・・
2人でいれば楽しかった。だけど、デクスターの病気は特効薬がない。。。
特効薬が開発されていないということは、つまり何が効くか解らないということ??
少々ドキドキさせられる、エリックの実験がふたりの日課になる
そんな時、ゴシップ誌にウソみたいな記事が!?
エリックがサマーキャンプに行く日が迫っていたし、デクスターはだんだん疲れやすくなってきてるし....
2人はエイズの特効薬に望みをかけて、ニューオーリンズに向けて旅立つ…―
旅の途中。どんな時も、冷静に自分をとりまく状況を把握してるデクスターがうちあける。。。
「時々夜中に目が覚めて…真っ暗だと怖くなるんだ。
ボクは宇宙にいて、もう戻れないような気がするんだ、、、」
一つ年長のエリックは、この旅で何度もオトナの判断を迫られますが、この答えははなまる
「それを抱いて寝ろよ。目が覚めて怖くなったらこう言うんだ。
(これはエリックの靴。僕はこんな臭いスニーカーを抱いている。宇宙であるはずがない。
ここは地球で、エリックが傍にいる。)」
塀の向こうとコチラ側の、孤独だった2人の少年に訪れた輝くような夏休みは、、、
十数年ぶりに観ましたが、今回もまた子供と一緒には観れませんでした。
主演のブラッド・レンフローくんは依頼人(1994)で、スーザン・サランドン演じる弁護士に
僅か1ドルで弁護を依頼する生意気で頭のいい少年役でデビュー。
その危うさを秘めた美貌と演技力で大いに話題となりましたが、アメリカの天才子役に待ち受ける
様々な試練に呑み込まれ、弱冠25歳という若さで亡くなっています。。。
もう一人の少年を演じたのはジョセフ・マッゼロくん。
この作品の体格差から、もっと年齢差があると思っていましたが、レンフローくんより1つ下だったのですね、、。
推定無罪(1990)で映画デビュー、ハリソン・フォードと共演し、ジュラシック・パーク (1993)
激流(1994)と話題作に出演した天才子役。
ソーシャル・ネットワークではマークの友人でしたが、以降何故か目立った出演作がないようです。
名子役のひと夏の切ない、儚い友情物語
「MUD -マッド-」や「ギルバート・グレイプ」「テラビシアにかける橋」、
或は「ぼくとママの黄色い自転車」がお好きであれば、オトナであっても、きっと温かいもので満たされると思います。
おまけ
日本語吹き替えで、ジャニーズJr.時代の滝沢秀明くんが主人公エリック、今井翼くんがHIVに感染した少年デクスターの声を演じているそうです。
タキツバが吹き替え担当「マイ・フレンド・フォーエバー」DVD廉価版発売決定