“年齢の変化”“状況の変化”を目の前につきつけられた全ての女性たちの味方となって
トラウマを抱えてペーパー弁護士となっている麗と、
強引な手法を理由に事務所をクビにされ、勢い余って弁護士会まで辞めてしまった凛香が
依頼主を真に援けていく物語。
TBS 毎週火曜 22:00~22:54
脚本 高橋泉/清水友佳子
監督 竹村謙太郎/滝本憲吾/酒井聖博
主題歌 GOLDEN GIRL いきものがかり
出演 深田恭子/寺島しのぶ/溝端淳平/吉沢悠/加藤雅也/竹中直人/松重豊/上川隆也
第1話ゲスト 中越典子/清水美沙
弁護士になり初めての裁判で、自らのミスにより依頼人を傷つけてしまった岩崎麗(深田恭子)は、人を助けることとは無縁のアルバイトで食いつないでいた。しかし、弁護士になるためにかかった費用400万の借金を抱え、途方にくれる。
一方、ドライな性格で優秀なセレブ弁護士・海老沢凛香(寺島しのぶ)は、あまりにもグレーな手法を使ったために弁護士資格を停止され、業界最大手のセイント法律事務所をクビになってしまう。
ひょんなことから、2人は弱小の忠守法律事務所に所属することに。そこで凛香は、麗を思い通りに動かすことで弁護士資格を取り返そうとするが、麗にはまだ自身で気付いていない才覚があり…。
第1回の案件は
妊娠中から、勤務する「ナナフーズ」でマタハラを受けていたという野口さやかが、
出産後に通勤不可能な移動を命じられ、暗に辞めるように誘導されたとし、
所属していた食品開発部の上司と「ナナフーズ」を訴えたいというものだったが…―
いつもながら恭子ちゃんドラマ初回は期待を抑え、ドキドキでその時を迎えるのですが(笑)
始まってみれば、二人の女弁護士の″現在″を語るのに、かなりハイスピードで、
テンポが良すぎるくらいで、あっという間に二人の性格、状況の紹介、
東京の弁護士会の大まかな輪郭も、メインの登場人物もダダダーっと紹介!
凛香の敵と味方も解り易かったし、
麗の唯一最大の敵は失敗した過去を許せない自分であること、
ふたりの新たな雇い主が、実は重要な道標であること…が、
野口さやかの案件に向き合う中で、ポイントを抑えて語られて、面白かったです
失意のフリーター生活でも、思考はゼロベースの麗
(心配してるのに)「電話にも出ない。メンドクサイ女だよ」の葛城。
「居てくれればいいの。歩くバッチだから」「ハイ。」もこれ以上ない簡潔さ(笑)
「法廷は、、ダメなんです。。」「だったら示談で勝てばいいだけ」ハイ、仰る通り
マスターはアッチだから。
彼女はアッチだから、でOK(笑)寺島さんのセリフがいちいちピシャリと面白い
妻であり母である女性が訴訟を起こすと、夫の為にも交渉を長引かせられない。
だから、最初の提示額を心ならずも受け入れる依頼人、、。
「仕事を失ったのだから和解金を吊り上げよう」それは延いては弁護士報酬に反映されるの凛香。
「訴えたいのは本当にマタハラなのか?帰りたい場所を取り戻したいんじゃないのか?」の麗、、。
「ま、いいわ」と言いつつ我を通す凛香が、今回、
「そもそも、、?」とコトの概要を観直す麗を、面倒がりながらも出した答え。
自信喪失のペーパー弁護士と、キャリアもあり押しの強い弁護士資格停止中の2人を
天秤にかけると、丁度良くなる――という忠守弁護士。
突き詰めれば人を信用しないで何でも一人で決める―・凛香の敵もまた自分なのかも知れないけれど、
この弁護士バッチの象徴のような、
公平で、二人を明るく照らしてくれる忠守@上川さんが素敵~
ラストで麗はアノ場所に立って、弱虫だった情けない弁護士の自分を確認しました....
目出度く「有難う」と感謝された凛香さん。
人を援けると言いながら、これはこの二人の成長物語なんですよね~
寺島しのぶ、深キョン主演ドラマ低視聴率スタートにも前向き……「私は面白かったと思う」
見逃してしまった方に、再放送のお知らせ♪
[再]10月25日(土)TBS 14時~第1話アンコール放送