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ハンター

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最後の標的。
男は、何に照準を合わせたのか――
原題 THE HUNTER
製作年度 2011年
製作国・地域 オーストラリア
上映時間 100分
原作 ジュリア・リー
脚本 アリス・アディソン
監督 ダニエル・ネットハイム
出演 ウィレム・デフォー/フランシス・オコナー/サム・ニール/モーガナ・デイヴィーズ/フィン・ウッドロック/ サリヴァン・ステイプルトン
経験豊富な傭兵(ようへい)で、腕は確かなハンターのマーティン(ウィレム・デフォー)は、バイオテクノロジー企業の依頼で幻の野生動物を発見し、サンプルを採取するためオーストラリアのタスマニアを訪れる。ベースキャンプ代わりの民家で暮らす母子との交流を経て、孤高の人生を歩んできた彼は人間らしい感情を取り戻し、自身の生き方を見つめ直していくが……。

記事アップが遅くなりましたが、公開初日に観てきました。
スパイダーマン2から既に11年。ウィレム・デフォーも歳を取るはずですが、
それでも少しギラギラしたものが薄まってたのが、この物語には合っていたかと思います。

タスマニアタイガーを捕獲し、その生態サンプルを採取すること―その目的を隠し、
タスマニア島に降り立つマーティンは、アームストロング家をベースキャンプにして
ガイドのジャック・ミンディに伴われて森へ入って行くが、
ここでは環境保護派と森林伐採業者が激しく対立をし、
動物学者で環境保護活動に熱心なアームストロング家の夫は、数ヶ月前に森に向かったきり消息不明だという。

主を欠いたアームストロング家の壊れた何もかも・・・、
孤独なハンターはその地で何を知るのか?――



登場人物も最小限。
セリフも殆どない、大自然の中で繰り広げられる物語。

70年以上前に絶滅したはずの幻のタスマニアタイガーを捕獲できるのか?
マーティンが最後に手に入れたものは何だったのか?

観客も彼とともに森に分け入り、厳しい自然を感じ、その中のちっぽけなヒトの愚かさを思いながら、
静かに鑑賞する作品でした。
道標のように落された布石は、解り易いのが却って見る側の緊張を誘う、
猿の惑星」や「ターミネーター」と共通するテーマですが、
コチラは説明セリフが無い分、"感じる"作品でしょう。

時間も100分と丁度いいし、静かな作品なのに退屈することもなく楽しめました。

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