原作 三浦しをん『まほろ駅前狂騒曲』(文藝春秋刊)
脚本 大森立嗣/黒住光
監督 大森立嗣
主題歌 くるり『There is (always light)』
出演 瑛太/松田龍平/高良健吾/真木よう子/本上まなみ/新井浩文/三浦誠己/古川雄輝/横山幸汰/岩崎未来/麿赤兒/松尾スズキ/大森南朋/岸部一徳/永瀬正敏
三浦しをんのベストセラー小説を実写化した『まほろ駅前』シリーズ第2弾
東京の郊外まほろ市で便利屋を営む多田啓介のもとに、同級生の行天春彦が転がり込んできてから3年。2人で行う便利屋仕事もすっかり板についてきたある日、多田はある難題を抱え込んでしまう。行天に内緒で、彼の実の娘はるの子守りを引き受けてしまったのだ。多田は子ども嫌いの行天にちゃんと伝えられず四苦八苦。そんな中、いつもアブない依頼を持ち込む裏社会の男・星良一に頼まれ、無農薬野菜の栽培&販売をする“家庭と健康食品協会(HHFA)”という団体の調査を始めた多田と行天だったが…。
多田と行天の便利屋コンビの距離感は相変わらず、なのだけど、
そして、謎の多い気味の行天に振り回される多田、というのも相変わらずなのだけど(笑)
この二人の過去の経緯を知らなくても、この物語は楽しめると思います。
この多田便利軒に関わってくる依頼人や、多田をとりまくまほろの街の人たちも、
そこまで「知っていないと理解できない」モノではない。想像して観れば十分
結構マジメな多田。優しくて誠実で.......女性には不器用です。
結構不真面目な行天。不器用を絵にかいたような男なのに、いつも仰天の行動で
多田の心臓を脅かし、、、結果オーライだったり(爆)も相変わらず。が!
今回の事件は意表を突かれる展開に
ゆる~い便利屋が巻き込まれる今回の事件は、やっぱりどこか軽く描かれていて、
暗過ぎず(むしろ明るい)濃すぎず、重過ぎず(むしろ軽いか?)、腹八分目
なので、お腹いっぱいを求めると、ちょっと違うかも。
ユルイんだけどパンチもある
キャストも主演二人のこの空気感に見合った、高良くんや新井くん、大森南朋さん岸部一徳、
そして永瀬くんだもの。ちょっと脱力系強面と言うべきか(笑)
マジメな多田がヤクザな星(高良くん)に○○されるとこで、先ず観客ほぼ全員が声出して笑ったね
いつもふざけてるような行天が、ポイントポイントで美味しい
色々あっても彼らの人生の切り抜け方を、緩い目で見守りつつ楽しみましょう