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ボヴァリー夫人とパン屋

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原題 GEMMA BOVERY
上映時間 99分 映倫 R15+
製作国 フランス
監督 アンヌ・フォンテーヌ
出演 ファブリス・ルキーニ/ジェマ・アータートン/ジェイソン・フレミング/ニールス・シュナイダー/ピップ・トレンス/メル・レイド

フランスのノルマンディ地方。パリのいまは出版社を退職し、故郷であるこの地で父のパン屋を継いだマルタン。単調な毎日にあって、彼の唯一の楽しみが読書。中でもフローベールの『ボヴァリー夫人』をこよなく愛していた。そんなある日、向いにイギリス人の夫婦が越してくる。なんと、彼らの姓はボヴァリー! しかも妻のジェマは小説さながらの奔放な女性だった。すっかり彼女から目が離せなくなり、ひとり妄想を膨らませていくマルタン。そこへ若くて美しい青年エルヴェが現われ、案の定ジェマは夫の目を盗んで情事を重ねるようになる。このままでは彼女が小説と同じ運命を辿ってしまうのではと気が気でないマルタンだったが…。

今は田舎町のパン屋でも、出版社に勤めていたというだけあって
愛読書は『ボヴァリー夫人』のマルタンは、
ちょっと生真面目な、でも、とんでもない妄想オヤジ(笑)

向いの古屋敷に越してきたイギリス人夫婦の姓がボヴァリー!!で、
その妻が官能的に自分の焼いたパンを食べたところから妄想オヤジに火が点いた

恋するオヤジの妄想は膨らみ、ジェマから目が離せないケド、
キケンな恋の傍観者でいたはずが、、、ちょっと介入~
果たして、恋するマルタンは何をしでかしたのか?
ジェマの恋の行方は??



主演のファブリス・ルキーニは「しあわせの雨傘」でドヌーヴの夫だった以外観てないのですが、恋に堕ちた中年オヤジのドギマギ感、
己の誘惑に勝てないイヤらしい目線、上手いです(笑)
途中からはちょっとキモイストーカーみたいだと思ってしまったわ

自分と同じ名前の人妻を演じたジェマ・アータートン「プリンス・オブ・ペルシャ」「ビザンチウム」など濃い役を観て来た所為か
本作のほぼスッピンに近いそばかすだらけの顔が新鮮でした
で、イギリス人の新妻設定だからなのか?ふくよかさを強調するワンピースばかりでしたが
時折、ああ、やっぱりフランス映画だわ~と感じる粋なファッションも披露

そのジェマとキケンな恋にのめりこむ王子、エルヴェ役のニールス・シュナイダーも脱いでます(笑)
昔は好きだったなあ~、こういう美形男子♪

いかにもフランスで受けそうな、ちょっと毒のあるコメディ。
私的満足度を☆にすると3つ半(5点満点で)、というところでしょうか~

それにしても・・・
――あなたは私を発酵させる――という
キャッチコピーの、あなたってダレ?(笑)

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