上映時間 119分 映倫 PG12
原作 伊坂幸太郎
脚本 青島武
監督 瀧本智行
音楽 稲本響
出演 生田斗真/浅野忠信/麻生久美子/山田涼介/波瑠/菜々緒/佐津川愛美/金児憲史/山崎ハコ/村上淳/宇崎竜童/吉岡秀隆/石橋蓮司
ハロウィンの夜。渋谷のスクランブル交差点に一台の暴走車が突っ込み、次々と人をはねとばす。犠牲者の中には心優しい中学教師・鈴木の婚約者も含まれていた。悲しみに暮れる鈴木は、何者かから“本当の犯人は別にいる”とのメッセージを受け取り、その指示に従ってフロイラインという会社に潜入、裏社会に君臨する会長の寺原と二代目の寺原Jr.をマークする。そんな矢先、彼の目の前で、寺原Jr.が“押し屋”と呼ばれる殺し屋に殺されてしまう。復讐の相手を横取りされた上、組織から犯人の“押し屋”を追いかけるよう命じられる鈴木だったが…
恋人を殺され、復讐に燃えるも、どこからみても平凡で人の良い鈴木@生田斗真
若き凄腕の殺し屋はしじみに安らぎをもとめる蝉@山田涼介
キャンピングカーで暮らす、憂える自殺屋の鯨@浅野忠信
交わるはずのなかった彼らを絡まった糸が、渋谷のスクランブル交差点での一件が
手繰り寄せる…―
殺し屋がゴロゴロ、
殺しを請け負い、仲介する男もいて、ここは日本なのか??という滑り出しでしたが
スクランブル交差点の群集をバッタに見立てた映像から
もう、この、ミッシュウシタナカデハ、ダレモガキョウボウニナル.....感を
感覚として植えつけられていましたね。。。
復讐を秘めた男が、身体能力的にもフツウの鈴木で、彼が闇社会に呑み込まれ、
一方で、裏稼業の男たちが淡々と仕事をこなし、孤独に生きている。――
実にアンバランスな普通と闇が描かれているのに、
個性的な3人のキャラに、
謎の人物が加わって・・・退屈はしませんでした。
ラストは予測できたけど、やっぱり胸がアツクなりました。
これまでの伊坂幸太郎原作もの、
「アヒルと鴨のコインロッカー」中村義洋×濱田岳・瑛太
「Sweet Rain 死神の精度」筧昌也×金城武
「ゴールデンスランバー」中村義洋×堺雅人
「重力ピエロ」森淳一×加瀬亮・岡田将生
「フィッシュストーリー」中村義洋×伊藤淳史
「ラッシュライフ」東京藝術大学大学院映像研究科製作×堺雅人)
「ポテチ」中村義洋×濱田岳
と、観て来た中では、一番グロいシーンが多かったと思いますが、
「脳男」の瀧本監督なら、と伊坂幸太郎さんのリクエストだったのですね~。
不思議な世界観ながら、メリハリの効いた作品になって居たと思います。
斗真くんと浅野さんは上手いのはもう予想通りですが、今回は山田涼介クンに参りました!
アクションも見事でしたし、最後までよかったです。
まあ、あの歩道橋で鈴木に声を掛けてきた女の子(が佐津川愛美ちゃんと気づいた時点で
彼女の正体は予想してました。)じゃないと救われないもんね~