上映時間 110分
製作国 ブルガリア/アメリカ/スペイン/カナダ
監督 ガベ・イバニェス
出演 アントニオ・バンデラス/ディラン・マクダーモット/メラニー・グリフィス/ビアギッテ・ヨート・ソレンセン/ハビエル・バルデム
人類が衰退した近未来の地球を舞台に、高度に発達した人工知能(AI)と人間の緊張関係の高まりが引き起こす恐るべき事件の顛末を描いたSFサスペンス
2044年、太陽風の増加により荒廃した地球。人類は衰退し、人口はたった2100万人に激減していた。不足した労働力を補うため、大企業ROC社によってAIを搭載した人型ロボット(オートマタ)のピルグリム7000型が開発され、土木建築から家事に至るまで、あらゆる分野で人間のサポート役として活躍していた。ROC社では膨大な数のオートマタを管理し、その安全を担保するために2つの制御機能(プロトコル)を組み込んでいた。1つめは“生命体に危害を加えてはならない”、2つめは“オートマタ自ら修理・改造をしてはならない”というもの。しかしある日、何者かによって改造禁止のプロトコルが無効化されたオートマタが発見される。ROC社の保険部で働く調査員ジャック・ヴォーカンは、プロトコル変更という不正に手を染めた者を突き止めるべく調査を開始するが…。、
AIは学習し進化するが、相変わらず人間は愚かしい。
人類の生活を様々に助けるオートマタ。
砂漠化から人間を護り、介護、家事、育児のみならず、娼婦型まである。
しかし、ヒトによって生み出されたロボットが、ヒトを超える時・・・いや、
ヒトより或は人間らしい自立をする時が描かれる。
これまで登場したAIと人類をテーマにしたSFの中でも、
特に“生命体に危害を加えてはならない”というプロトコルの為に
ただただ警告アナウンスをするしかないオートマタが可哀想だったけど、
荒廃した地球は猿の惑星、混沌の街も凄く地味なブレードランナー、どこかで観たような
あれもコレも既視感たっぷりで新鮮味が感じられないのがザンネン。
それにしてもほぼアクション無しのアントニオ・バンデラス。
短髪の所為なのか?油っ気が抜けてて別人のようだったわ
中盤以降、ほぼ出ずっぱりのオートマタのビジュアルも私的にはイマイチでしたが、
アクションシーンもそれほど無いし、そこら辺でも好みの分かれるところかも知れません。