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ヴィクトリア女王 世紀の愛

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18歳で即位し、英国を最強の国家に導いた若き女王。その愛と真実の物語。
この国と、あなたを守る。
原題 THE YOUNG VICTORIA
製作年度 2009年
製作国・地域 イギリス/アメリカ
上映時間 102分
脚本 ジュリアン・フェロウズ
監督 ジャン=マルク・ヴァレ
出演 エミリー・ブラント/ルパート・フレンド/ポール・ベタニー/ミランダ・リチャードソン/ジム・ブロードベント/トーマス・クレッチマン/マーク・ストロング

7つの海を支配し、イギリスを「太陽の沈まない帝国」と呼ばれるまでに押し上げたヴィクトリア女王(エミリー・ブラント)。黄金期を夫婦で支えた女王とアルバート王子(ルパート・フレンド)だったが、真のきずなを結ぶまで数々の波乱と困難を乗り越えなければならなかった。王室の権力争いや、マスコミが書きたてるスキャンダルなど幾多の荒波にもまれながら、ピュアな愛が育っていく。――

19世紀のイギリス。ウィリアム国王は病を抱え、王位継承者のヴィクトリアの周囲は騒がしい。
中でも幼い頃からヴィクトリアを厳しい監視下に置き、愛人関係にあるジョン・コンロイに言われるままの母・ケント公爵夫人の態度は、身内であるだけに露骨で激しい。
まだ10代であることを理由に摂政政治を承認させようと必死の二人。
しかし女王になることは、即ちその2人の支配から解き放たれる事。
ヴィクトリアは最初の厳しい戦いを決して譲らなかった。自分の自由の為に。

そんな時、ヴィクトリアの叔父でありベルギー国王のレオポルドは甥のアルバートを使い
時期女王の夫の座を狙うよう差し向けるが…―
アルバートは本当に彼女に惹かれ、助言をする。
彼女もまたアルバートの賢さと正直さに惹かれる、最初の出会い―。


そしてウィンザー城での国王の誕生パーティー。
時期政権を狙うヴィクトリアの周辺と一方でドイツのアルバート。
アルバートの指南役の会話に同時進行の形で紹介されるのは、国王の誕生会での招待客たち
ここが面白かったけど、如何せん登場人物の関係図がイマイチ頭には入らなかった

何も知らずに女王となったヴィクトリアにメルバーン卿(P.ベタニー)が近づき、
彼女の周りを自分の息のかかった者で固め、やがてそれが次の火種となるのだが、
野望渦巻く中、しかも窮地に追い込まれた土壇場で彼女は気づく
自分を利用しない唯一の存在、そして善良さと知的さを併せ持つアルバートに!

ここまでのヴィクトリアが、気骨はあっても利口に見えないし、女性としての優しさもない為、
彼女からのプロポーズにはなんだかホッとするも、
ここからのストーリーは、正直アルバート公が主人公の印象。

妻は英国女王ではあるけれど、一人の男として自分だけの愛する妻を守りたい。
そんなアルバート公の、メゲナイ、控えめだけれどツボを抑えた城内改革。
それがドイツ出身の彼には困難な環境もあったと思えるのに、
焦らず腐ることなく、、妻を守る事=女王を支える事と、
優しくて善良で賢明なアルバートの純愛に、ヴィクトリアが気づくまでが描かれます。

欲や企みの渦の中で、奇跡のようなふたりの結婚は、
ヴィクトリアに多くの幸せをもたらすのだけれど、、
それを失くす悲しみもまた深いものだったのが、この作品で感じ取れました・・・



アルバートとの結婚式に当時当たり前だった金や銀の糸で装飾したゴージャスなドレスでなく、
ヴィクトリアが「純潔」を表すために、乳白色のシルクサテンで作ったドレスを着たために、ウェディングドレス=白というイメージが出来上がったということ、
クリスマスのツリーも、アルバートがドイツからモミの木を取り寄せてヴィクトリアと祝った事から
庶民に広まったというぐらい、
仲睦まじいヴィクトリアとアルバートは、国民の憧れだったということが公式に書いてあります。

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