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「平清盛」 第1回

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脚本 藤本有紀
演出 柴田岳志
制作統括 磯智明
音楽 吉松隆
語り 岡田将生
出演 松山ケンイチ/中井貴一/和久井映見/吹石一恵/松田聖子/豊原功補/佐戸井けん太/三上博史/檀れい/りょう/杏/岡田将生/中村敦夫/小日向文世/中村梅雀/國村隼/伊東四朗

初回は74分拡大版。平安末期の京、朝廷の番犬と蔑まれる武士・平忠盛が、清盛の実の父白河法皇から清盛をひきとり、育てることを決意するまでの過程を描く。
第一回 ふたりの父 17.3%
1118年京都。300年の平安を誇った貴族の世も乱れ、武家・平氏の嫡男である平忠盛(中井貴一)も、朝廷の命令のまま盗賊などの捕縛を行う汚れ仕事を行っていた。そんなある日、忠盛は物乞い姿のひとりの女と出会う。その女・舞子(吹石一恵)は、院の御所に出入りする白拍子で、時の最高権力者・白河法皇(伊東四朗)の子を身ごもっていた。不吉な子として殺されることを恐れ、逃げてきた舞子を、忠盛は、追っ手の源氏方の武士・源為義(小日向文世)の追求を逃れ、自らのもとにかくまう。忠盛の家の納屋で、舞子は赤ん坊を産み落とす。その赤ん坊こそがのちの平清盛であった。人を斬ることに疲れていた忠盛と舞子は、やがて心を通い合わせるようになる。

なぜかドラマは1185年の壇ノ浦の戦いで「平家一門は滅亡した」
という知らせを受ける鎌倉の源頼朝(岡田将生)の回想という形で始まる。
これで、青年の清盛を一瞬でも登場させられるし、ナレーションを岡田君にした説明になっているのでしょう。

遡って1118年の京都では院政の乱れを象徴するかのような、吾が子を身ごもった白拍子の舞子を源氏に捕らえさせる白河法皇の命があり。
朝廷に命じられるまま盗賊退治に明け暮れることに疲れ果てていた若き忠盛が舞子と出会う。
臨月の身体で追っ手から逃げてきた舞子は、直ぐに忠盛の家の納屋で出産し、
つかの間、忠盛と心を通わすが、間もなく源為義に捕らえられ法皇の前に差し出され―…



 遊びを〜せんとや生まれけむ 戯れ〜せんとや生まれけん〜 

と謡う舞子に反発する忠盛であったが、どんな時も子供のように、夢中で生きたいという舞子の言葉は、
貴族たちの尻拭いばかりで己の仕事に誇りを持てずにいる忠盛の心を動かす。。。
その想いが炸裂する白河法皇とのシーン。
ここでの舞子の行為は、それしかない最善の方法、決断!
自分を助けてくれた忠盛に、一生の苦悩を背負わせず、吾が子も守れる――のだから。

前半パートのこの二人、とっても良かったです。
それにしても、舞子が赤子を産み落とす処が納屋といっても厩なんですよね・・・
ここは何事かを暗示させるような演出でした。
舞子役の吹石さんを、今回初めて好いと思えました♪



忠盛の嫡男として出生の秘密を知らずに成長した平太(後の清盛)は、ある日弟の怪我による
母の態度に何かを感じ、家を飛び出すが、
街で見知らぬ少年に実の父親は白河法皇だと言われ―…忠盛に問う、、、
その時軒下で一夜を明かした平太の傍らで愛犬が冷たくなっており、忠盛は、
「イヌ同士で争い、負けたのであろう。弱いゆえ、負けたのじゃ。死にたくなければ、強くなれ!」
お前の血を分けた父は法皇さまだ。だが、お前は平氏の子だ――と。
平氏の子であって、だけど平氏の血は流れていない、、平太。
しかし、平太には強い愛情を持って見守る忠盛がいる。

この頃の朝廷には、実の祖父白河法皇によってコケにされ、妻にないがしろにされた鳥羽天皇は
吾が子と思っていた皇子が、実は自分の妻と白河法皇の子であったことを突きつけられる…!
何も知らずにただ璋子の身体を気遣ってきた優しい鳥羽天皇の苦しみが始まり・・――
                
ケンイチくんもまだ。恭子ちゃん登場もないと解っていても
是非1回目から観たいと思っていたのですが、かなり面白かったです!
CMなしの75分、ドラマに引き込まれていました♪

朝廷のドロドロ劇にはさほど惹かれませんが、三上・鳥羽上皇の演技がこの先益々楽しみだし、
何といっても次からは一気に成長した平太が観られるのですから!
出来るだけ毎回、感想を書いていきたいです。

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