製作年度 2012年
製作国・地域 日本
上映時間 119分
原作 江宮隆之
脚本 林民夫
監督 高橋伴明
音楽 安川午朗
出演 吉沢悠/ペ・スビン/酒井若菜/石垣佑磨/手塚理美/堀部圭亮/田中要次/大杉漣
日本に併合された約100年前の朝鮮半島で、荒廃した野山をよみがえらせるために生涯をささげ、40歳という若さで亡くなった実在の人物・浅川巧の半生に迫る壮大な人間ドラマ。
日韓併合から4年後の1914年、林業技術者の浅川巧(吉沢悠)は、朝鮮半島の山々を再生するという決意を胸に海を渡る。彼は生まれ故郷の山梨を離れ、京城(現ソウル)へと渡り、朝鮮総督府の林業試験所で働くことになる。何事にも偏見を持たない巧は、同僚のチョンリム(ペ・スビン)に朝鮮語を習うことにし、めきめき上達していく。
感想が遅れましたが、公開初日の夜の回、観てきました♪
時間が無いので簡単に感想、後ほど加筆します。
吉沢悠くんがこの作品に出なければ、おそらく知ることはなかったこの、浅川巧という人物。
原作も知らず、予告も1度観ただけで行って来ましたが、
淡々として地味ながら、日本統治下の朝鮮半島で、汚れない魂を持った一人の男の半生が描かれ
それを知る機会が与えられたことに感謝したい作品でした
何かの記事に、高橋監督も吉沢悠クンも、このような時代とテーマを扱った作品が、
日本と韓国のスタッフによって制作され、ほぼ同時期に両国で公開されると言う事に
「今の時代だからできること。日本映画が禁止されていた時代もあった日韓の関係のなかで、ほぼ同時に公開できるのは奇跡に近い」と仰っていましたが、
確かに、この浅川巧という人物を語るときに避けて通れない、当時の日本の植民地支配の描き方に
抵抗を覚える方もいるかもしれませんが、
そうであっても、
最後まで観て欲しいと思います。
憎みあっている民族の、「個」の想いは果たして通じないものなのか?
私も鑑賞後にちょっと調べたのですが、氏については
留学生のための月間情報誌の'05年9月号,淺川巧の記事が解りやすい。
《現代日本の源流》―『朝鮮の人々に済まない』薄給の中から奨学金を出す