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るろうに剣心

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かならず、帰る。
製作年度 2012年
上映時間 134分
原作 和月伸宏『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(集英社刊)
脚本 藤井清美 、大友啓史
監督 大友啓史
音楽 佐藤直紀
出演 佐藤健/武井咲/吉川晃司/蒼井優/綾野剛/田中偉登/平田薫/奥田瑛二/江口洋介/香川照之/斎藤洋介

和月伸宏のコミック「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」を実写化した時代劇アクション。「人斬り抜刀斎」こと若き剣客・緋村剣心が訪れた街で、彼の名を名乗る人物が起こした事件に遭遇する騒動を描いていく。
幕末から明治になり、かつて「人斬り抜刀斎」として恐れられた剣客・緋村剣心は「不殺(ころさず)」の誓いのもと流浪人となっていた。流浪の旅の途中、剣心は神谷道場の師範代・薫を助けたことから、薫のところで居候することに。一方、街では「抜刀斎」を名乗る人物による人斬り事件が発生しており……。

これは昔、子供が小さい頃アニメのファンでしたので、一緒に観ていました。
が、映画の方はキャスティングを知った段階で特には惹かれず、劇場公開は見逃しました。
でも、子供が観たいというので超新作、レンタルして観ました。

凄かったです
GOEMON」で霧隠才蔵、大沢たかおさんの少年時代を観た時から、佐藤健クンは時代劇が似合うと思っていたし、アクションも出来るんだと確信していましたが、
冒頭からのアスリート張りの運動能力はハンパ無い!


「るろうに剣心」の映画版としては、ちょっともろ手を挙げてとは言い切れない部分もあるけど、
やっぱりアクロバティックなアクションに終始、というか頼り過ぎで、
本来のキャラとは程遠い描き方だったのが、斎藤一や恵どの。
覚えているシーンもあったので、恵殿は最初からの不安要素だったのが的中した感じで残念。
弥彦も全くいいとこなしで、これは続編の為にわざとなのかしら

まあ、ストーリーはアレでしたが、他キャラは結構記憶にあるイメージに近かったかも。

中途半端にちょこちょこ出てくる斎藤一に、一瞬の牙突もう笑うしかなかったけど、
番神vs左之助のバトルは楽しかったし、
子供が楽しみにしていた綾野クンの外印vs剣心♪
香川さん演じる観柳邸では、やっぱりガトリングに盛り上がりました
そして、
コレが一番合っていた吉川晃司演じるカラコン刃衛と健クンの飛天御剣流双龍閃

なんやかんや言っても、キレッキレのアクションシーンは見応えありです



コレは原作のキャラのイメージとかがない分、原作を知らない人の方が素直にアクションメインの作品として楽しめるのではないかと思いました。
剣心の、不殺の誓いの葛藤も綺麗には描かれているシーンもあるにはあるのですが、
その心情が、初めて見る人には伝わったのかどうか・・・
少年の日にコミックに嵌っていた子供は、
刃衛とのシーンでいろいろ蘇ったものか、健クンの剣心に結構ぐっと来たみたいでした。

逆刃刀を携える剣心の苦悩が、この作品1本で伝わるかどうかはさておき、
映像を含め雰囲気、アクロバティックな殺陣は本当に素晴しかったです

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