原題 DEN SKALDEDE FRISOR/LOVE IS ALL YOU NEED
製作年度 2012年
製作国・地域 デンマーク
上映時間 116分
監督 スサンネ・ビア
出演 ピアース・ブロスナン/トリーヌ・ディルホム/キム・ボドゥニア/セバスチャン・イェセン/モリー・ブリキスト・エゲリンドパプリカ・スティーン
結婚式の準備を通じて本当に自分が求めているものを見つける男女を描く、大人のためのラブロマンス
家族の幸せを第一に生きてきた中年女性イーダ。乳がんの治療もひと区切りつき、娘の結婚式を目前に控え、明るい未来が見え始めたそのとき、夫の浮気が発覚。一方、イギリス人の会社経営者フィリップは、愛する妻を事故で失った悲しみから何年たっても立ち直れず、仕事ひと筋に打ち込んできた。そのせいでひとり息子とも疎遠、心通わせる相手がひとりもいなくなっていた。イーダとフィリップは、それぞれの娘と息子が結婚式を挙げるイタリアへ向かう空港で、偶然にして最悪の出会い方をする。
南イタリアの果樹園付き別荘で開かれる娘の結婚式に、一人で行く事になったイーダ。
自身の乳がんのことを除けば、なんら不安のなかったイーダのショックが伝わってくるも、
その動揺っぷりがかなり可笑しく描かれて、
ちょっと老けた王子さまとの出会いでかなり強気に転じる辺りも微笑ましい序盤
舞台となる別荘ではイーダとフィリップの子供が、廃墟同然の屋敷を
彼らの為に集まってくるゲストを迎える準備に余念がない。
知り合ってまだ3ヶ月そこそこの、キラキラ幸せそうな、2人・・。
そこにデンマークから、イーダの夫が浮気相手を同伴して、
フィリップを慕う亡妻の妹親子が、イーダのマザコン気味な息子も赴任先から、
それぞれにトラブルの種を抱えた人たちがやってくる。
自分自身の病気や、愛妻の事故死、夫の浮気―
子供たちの結婚問題、親戚との付き合い方…―
ここで繰り広げられる問題も、人物も、今は何一つ驚きはない。
誰にも約束された安定はないこの日常に起る問題が、明るい日差しの中で晒されるだけ。
それでも、ドジだけど穏やかで平凡なイーダに寄り添い、応援しながら愉しめました♪
ぃや、、私なら、あそこは"NO"でしょ〜!!とか、
思い込みの激しいベネディクテのネットリ誘うシーンにホラー展開ー?!とか(笑)
まったりしてそうで、ざわざわもあり(笑)
ピアース以外お初のキャストだし、期待がなかった分愉しめたかな〜♪
南イタリア・ソレントのロケーションが素敵で、そこはちょっと得した気分になれます
その果樹園でイーダにオレンジとレモンの関係、レモンの木を蝕むカイガラムシの話を
フィリップがレクチャーするのが興味深かったです。
それにしてもベネディクテ役の方は、どうしてもLiLiCoに見えたわ